糖尿病の合併症
糖尿病の合併症は、まず急性合併症と慢性合併症に大別され、慢性合併症はさらに毛細血管を中心に発生する細小血管障害と、比較的太い血管に起こる大血管障害に分けられます。何れにせよ、早期発見と治療が難しい恐ろしい合併症です。
三大合併症として一般に広く知られている糖尿病性腎症・糖尿病性網膜症・糖尿病性神経障害は細小血管障害に属し、糖尿病が発症してから10年前後経過してから出てくる合併症です。
一方、心筋梗塞や脳梗塞などの原因となる動脈硬化は大血管障害と言い、比較的早い段階から発症してゆっくりと進行する合併症です。
この慢性合併症こそが、糖尿病をサイレントキラー、つまり「もの言わぬ殺し屋」と呼ばしめている由縁でもあるのです。
定期的に健康診断を受け、「異常にのどが渇く」、「体がだるい」、「疲れやすい」、「尿の量が多い」といった特有の症状がないか心に留め、さらに合併症の発症を予防していくことが大切です。
合併症の中でも、慢性合併症の予防が最も重要とされています。合併症は治療が困難なものが多く、その他の生活習慣病と同じように治療よりも予防が重要視されているのです。
合併症の発症を予防するためには早期発見と治療効果判定が欠かせません。現在、それを目的とした検査は多数存在しており、それらの検査の結果を総合的に判断し、治療するという手法が一般的となっています。
糖尿病の合併症早見表
| 急性合併症 | 慢性合併症 |
| ■糖尿病性昏睡 ・低血糖性昏睡 ・ケトン性昏睡 ・非ケトン性高浸透圧性昏睡 ・乳酸アシドーシス ■急性感染症 |
■細小血管障害 ・糖尿病性腎症 ・糖尿病性網膜症 ・糖尿病性神経障害 ■大血管障害 ・脳血管障害 ・虚血性心疾患 ・糖尿病性壊疽 ■その他の合併症 ・高脂血症 ・慢性感染症 ・胆石症 ・白内障 |



